「ガントチャートツールって数多く出回っているけど、おすすめはどれかな。」

「コストを抑える必要があるな。無料のガントチャートツールがあれば知りたい。」

プロジェクト管理には欠かせないガントチャートですが、無料で使えたらと思った経験はありませんか。

今回は無料で使えて、プロジェクト管理に役立つガントチャートについて解説。
ガントチャートツールの選び方やオススメのガントチャートツールもあわせて紹介します。

この記事を参考にしていただき、生産性の高いプロジェクト管理を実現しましょう。

無料のガントチャートで進捗管理が可能!

一昔前のマーケティングアプローチとは異なり、現在ではソフトウェアにも無料でのお試し期間が存在します。

ガントチャートも同様です。

無料で使える期間限定のガントチャートツールが登場しています。

また昨今はオープンソースのソフトウェアが幅広く活用されており、オープンソースのガンとチャートツールが増加傾向です。

ガントチャートを導入するメリット

プロジェクト管理に欠かせないガントチャートですが、導入するメリットは2つあります。

ガントチャートのメリット①:プロジェクトの全体像が見える

縦軸にタスクや人員を配置し、横軸に日程を配置するガントチャートはプロジェクトの全体像を視覚的に確認できます。

特にタスクが重なる時期などが一目で見ることが可能なので、プロジェクトの管理者にとっては事前にリスクヘッジができます。

また複数のプロジェクトを同時に進行しているケースなどでも、ガントチャートがあれば一目瞭然。

現在の進行地点はどこか、次のマイルストーンはどこかなど担当者に聞かずとも状況把握ができるため、時間の節約も可能です。

ガントチャートのメリット②:計画の作成・変更が容易

ガントチャートは工数や担当者、タスクの順番を入れ替えながら、完成させていきます。

つまり、基本的には工数・担当者・タスクの要素を入れ替えるだけで計画の作成が可能

事前のシミュレーションも容易にできる上、仮にスケジュールなどに変更があった場合でも簡単に変えられます。

またガントチャートは視覚的に確認がしやすいので、作成・修正後のチェックも手間のかかる作業にはなりません。

無料のガントチャートツールを選ぶ5つのポイント


無料のガントチャートツールを選ぶポイント5つを解説します。

ガントチャートツールと言ってもさまざまです。
詳しくない方の場合、多すぎて困ってしまうことでしょう。

選ぶポイントはたくさんありますが、今回は5つに絞ってご紹介いたします。

ポイント①:プラン

1つ目のポイントはプランや月額料金、1ライセンスでの使用可能人数です。

月額料金でも様々な形態があり、ずっと無料のツールもあれば、無料版は機能が限定されているものなどがあります。

他にもユーザー登録後は一定期間、無料となるツールなど実に様々です。

Saasやサブスクリプションを代表するように現代のビジネスモデルは、かつての形態と大きく様変わりしています。

一昔前までツールやアプリの販売形式は、買い切り方式が一般的でした。
しかし、現在はテクノロジーの発達もあり、期間限定やユーザー数限定の無料ツールも出現しています。

月額料金の他には1ライセンスでの使用可能人数にも注目しましょう。

ガントチャートは決して単独使うツールではありません。
プロジェクトのメンバー複数人で使用するツールなので、1ライセンスでの使用可能人数は必ずチェックするようにしてください。

無料版の場合、多くのツールでは使用可能人数が5人前後と多くはありません。
そのため、無料版でも使用可能人数が多いツールに絞るのもひとつの方法です。

ポイント②:欲しい機能があるか

2つ目のポイントは欲しい機能があるかです。

ガントチャートはあくまでビジネスツールなので機能性、つまり欲しい機能があるかどうかで絞りましょう。

例えば、課題管理ツールやバージョン管理ツールと連携できる機能があれば便利です。

開発のスピードが速い現場では、別ツールと連携し、より視覚的に現状をチェックできる方がより効率的なプロジェクト管理となります。

市場に出回っているガントチャートはひとつとして同じツールはありません。
それぞれに特徴があり、デザインが優れているツールや操作性に優れているツールもあることでしょう。

ガントチャートは欲しい機能があるかどうかで絞ることをオススメします。

ポイント③:操作性

3つ目のポイントは操作性です。

プロジェクトの進捗管理は案件稼働中には毎日行います。
そのため、操作性が悪いとガントチャートを使うたびにストレスを感じることでしょう。

無料とはいえ、我慢せずに機能性と同じくらい操作性も追求することをオススメします。

操作性のポイントは色々ありますが、以前に使ったことのあるガントチャートと操作感が似ているツールを選ぶのもひとつの選択肢です。

操作性が似ているため、ツールへの学習コストが減ります。

また早期から使いこなせるので、費用対効果は自ずと高まることでしょう。

ポイント④:サポート体制

4つ目のポイントはサポート体制です。

ガントチャートはプロジェクトの稼働中には毎日動きます。
進捗管理には欠かせないツールのため、何かが起きて使えなくなった時は大変です。

そのため、サービス提供企業のサポート体制も選定のポイントとなります。

無料版にはサポート体制がついていないことも。
無料なのですべてを望むことに限界はあります。

しかし、メールでの問い合わせなら受け付けているなどのサービスもあるので、無料版であってもサポート体制を確認しておきましょう。

ポイント⑤:クラウドorオンプレミス

5つ目のポイントはインストールがいるかどうかです。

ガントチャートツールはクラウドかオンプレミス形式で配布されています。

クラウド形式の強みは何と言ってもインストールが不要な点です。
ネット環境につながりさえすれば、ガントチャートが利用できるので場所を問いません。

会社からでも自宅からでも、ガントチャートの利用が可能です。
昨今は広がりつつあるリモートワーク中心の場合にはクラウド形式の方が良いかもしれませんね。

反対にオンプレミス形式では端末ごとにインストールが必要となるため、使う端末が限定されます。

しかし、ネットワーク上にツールがあるわけではないので、どのような事態になってもツールの利用可能です。

無料のガントチャートでオススメのツール5選

無料のガントチャートツールでオススメのツールを5つご紹介します。

基本的には無料で使えますが、より便利な機能や1ライセンスでの使用可能人数を増やそうとすると有料になるのでご注意ください。

①Lychee Redmine

Lychee Redmineは文字どおり、オープンソースのソフトウェアの「Redmine」を基に作成されたプロジェクト管理ツールです。

人数無制限及び無料で使えるフリープランも用意されているのでまずは使い勝手をお試ししたいという方におすすめです。

また、Lychee Redmineはプロジェクト管理ツールのため、ガントチャート機能も実装されており、有料プランにて利用することが可能です。

Lychee Redmineにおけるガントチャートの特徴は、簡単で素早く操作ができることです。

ガントバーはドラッグ&ドロップで作成でき、日付変更もドラッグだけで行えます。

プラン 月額料金 利用機能
フリー 無料
  1. 基本機能
  2. カンバン
スタンダード 900円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
プレミアム 1,400円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8.  CCPM
ビジネス[無料トライアルはこちらをお試しできます] 2,100円
  1. 基本機能
  2. ガントチャート
  3. カンバン
  4. ダッシュボード
  5. 工数リソース管理
  6. EVM
  7. コスト管理
  8. CCPM
  9. プロジェクトレポート
  10. カスタムフィールド
  11. チケット関連図
  12. グループの階層化機能

②Redmine

引用:Redmine

Redmineは先ほどご紹介したLychee Redmineの元となったオープンソースのソフトウェアです。

オープンソースのため、すべての機能に制限がなく、無料で使用できます。

もちろんプロジェクト管理に欠かせないガントチャート機能を保有しています。

Redmineではタスクをチケットと呼んでおり、チケット一覧画面からタスクの現在の状況が一目瞭然です。

サポートが必要な場合は、My RedmineやLychee Redmineのご利用を検討しましょう。

プラン 料金(月額) ユーザー数 機能 容量
無料 0 無制限

プロジェクト管理
タスク管理
バグトラッキング
リソース管理
カレンダーとスケジューリング
バージョン管理
リポジトリの統合
フォーラム
ウィキ

無制限
※ただし、データベースやサーバーの設定によって、容量やパフォーマンスの制約が生じることがあります。

③Jooto

引用:Jooto

TVCMなどのマーケティングによって、認知度が急上昇しているプロジェクト管理ツールがJootoです。

Jootoではタスクの期日を作成すると、自動的にガントチャートが作成されます。

またガントチャートの編集もマウスで簡単に行えるなど、痒い所に手が届く機能が揃っています。

他にもサポート体制が充実しているなど、Jootoはユーザーに優しいプロジェクト管理ツールと言えるでしょう。

プラン 料金(月額) ユーザー数 機能 容量
無料 0 4

カンバン
ガントチャート
他社ツール連携

10MB
スタンダード 417/1ライセンス(年払い)
500/1ライセンス(月払い)
1~

カンバン
ガントチャート
他社ツール連携

5GB/1ライセンス
エンタープライズ 980/1ライセンス(年払い)
1,300/1ライセンス(月払い)
1~

カンバン
ガントチャート
他社ツール連携

10GB/1ライセンス

③Brabio

引用:Brabio

「クラウド型のプロジェクト管理ツールでシェアNo.1」を掲げているのはBrabioです。

導入企業はこれまで20万社を突破しており、安定した実績を誇っています。

また初心者専用を目標に掲げていることもあり、操作性はシンプルで簡単です。
初めてガントチャートを作成するユーザーでも簡単に作ることができます。

操作に関しては電話サポートもあり、導入後も安心してご利用いただけます。

プラン 料金(月額) ユーザー数 機能 容量
無料プラン 0 5ユーザー

プロジェクト管理
ガントチャート
マイルストーン
グループウェア

50MB
エントリープラン

3300円

10ユーザー

プロジェクト管理
ガントチャート
マイルストーン
グループウェア

1GB
エンタープライズ 要問合せ 要問合せ 要問合せ 要問合せ

④Elegant for Trello

引用:Elegant

ElegantはWebベースのガントチャートツールです。

ガントチャートがないTrelloに、Googlechromeの拡張機能であるElegantを追加して使うのが一般的。

Trelloを普段から使っている方には、使っていただきたいツールと言えます。

海外ツールなので手厚いサポートが受けられず、不明点が解消されないまま業務を進めざるを得ない恐れはあります。

もしサポート重視する場合は、その他の国産のツールをおすすめします。

また、Trelloの拡張機能として使用するため、使用する場合はTrelloの料金もかかる点に注意しましょう。

プラン 料金(月額) ユーザー数 機能 容量
フリー 0 制限なし タイムラインをドラッグ操作で編集 不可
プロ

月額$7

1ユーザー当たり ガントチャート表示
タスクの依存関係表示
マイルストーン表示
他ツールとの同期
ファイル出力
タスクのグループ化
可能

無料のガントチャートを活用して低コストのプロジェクト管理を

 

今回は無料で使えるガントチャートツールのメリットやオススメツールをご紹介しました。

ガントチャートツールを導入するメリットは2つあります。

・プロジェクトにおける全体像の把握
・プロジェクトの作成や修正が容易なこと

また数多くのガントチャートツールがありますが、今回取り上げた選定ポイント5つです。

①プラン
②欲しい機能があるか
③操作性
④サポート体制
⑤クラウドorオンプレミス

最後にガントチャート機能を持ったオススメのツールは、Lychee Redmineです。

Lychee Redmineはガントチャートでの操作性に優れており、プロジェクト管理にかかる大幅に減らしてくれます。

またタスク管理機能やカンバンも無料のまま使うことができるため、大変オトクなツールです。

ガントチャートツールを使って、効率的にプロジェクト管理を行いましょう。

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